猫と見たもの聞いたもの

ウチの猫たちの事などを、のんびりダラダラ書いてっております。

「アカルイミライ」

脚本・監督 黒沢清

おしぼり工場で働く雄二(オダギリジョー)と守(浅野忠信)。雄二は凶暴性を秘め、衝動を抑えることが出来ない性格で他人とうまく付き合えません。守はそんな雄二を心配する唯一の友達で、
彼に「行け」と「待て」のサインを教えます。
ある日、工場の上司の藤原が守の家に遊びに来ます。その場に居合わせた雄二は、藤原の無神経な態度に我慢できません。それをなだめる守は、自分が飼っている猛毒アカクラゲに藤原が触ろうとするのを悪意を持って見つめていました。


キレやすい子供って、ひと昔前、メディアでよく聞かれた言葉ですが、この作品に出てくる雄二や、彼にそそのかされて銀行強盗をする高校生たちは、まさにそんな感じでした。映画の中で彼らは誰かの庇護のもとで外の世界を攻撃し続けます。でも、だからと言って幸せなわけでもなく、漠然と不安に怯えながら毎日を過ごしてて。

最後のシーンみてて、アカルイミライというタイトルは、皮肉な感じもしたけど
それでも生きてくたくましさというか図太さというか希望を感じました。
どこの水にも順応しようとする不気味で綺麗なクラゲは
この映画の若者たちを象徴してたのかな。

粒子の粗い映像は色も渋くて、夜の描写が特にキレイでした。アカクラゲの大群が、光を発しながら泳ぐシーンは毒々しく幻想的で、それに最後に流れたテーマ曲も切なかったです。

出演してた浅野忠信は、いつも通り浅野忠信でしたが、掴み所が無く周りに無頓着な感じが役の雰囲気そのままだったし
オダギリジョーは雄二という青年役がハマッてて、子犬のように悲しそうな目も良かったです。
藤竜也(あんなに親身になってあげたのに、雄二と分かり合えないままで可哀想だった)も、格好いい中年のおやじって感じでした。ただ3人とも、無気力で生活に疲れてそうなはずなのに、服だけ異常にオシャレだった気が・・。見栄えの問題なのかな。





KURAGE2.jpg





アカルイミライ 通常版アカルイミライ 通常版
黒沢清 オダギリジョー 浅野忠信



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監督 黒沢清
出演 西島秀俊、役所広司他
14歳で交通事故に遭ってから10年間昏睡状態に陥っていた青年が家族と共に失った時間を取り戻そうとする話。いったん集まった家族は再びバラバラになり、牧場経営も、うまくは行きませんでした。ちょっと切ない終わり方ですが、生きるとか存在するとか・・考えさせられる映画でした。
ニンゲン合格ニンゲン合格
黒沢清 西島秀俊 役所広司


監督 犬童一心
出演 オダギリジョー、柴咲コウ他
末期ガンの父ヒミコが所有するゲイ専門の老人ホーム。
そこに手伝いに行く実娘の佐織。佐織は父を毛嫌いしていましたが
いつのまにか父の若き恋人春彦に心惹かれるのでした。
性別や年齢を越えて人間の愛を描いた温かい映画でした。
オダギリジョーの王子様のような衣装がすごかった。
似合ってたけど。
メゾン・ド・ヒミコ 特別版 (初回限定生産)メゾン・ド・ヒミコ
オダギリジョー 犬童一心 柴咲コウ


  1. 2007/01/07(日) |
  2. その他(映画)
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