猫と見たもの聞いたもの

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「モンド」

MOND.jpg

監督トニー・ガトリフ
原作ル・クレジオ
「海をみたことがなかった少年~モンドほか子供たちの物語」


監督自身の故郷でもある南仏のニースを舞台に、少年と街の人々のふれあいを描いた寓話で、とても淡々として静かな映画でした。水や市場の描写など風景がキレイでした。

モンドはどこから来たのかわからない不思議な男の子。
路上で寝たり、優しい人にご飯をもらったりと、捨てられた子犬のような生活を送っています。しかも気に入った大人に言う決めゼリフは「僕を養子にしてくれる?」。
そんなモンドと仲良くなるのは社会の片隅で暮らす人々ーーホームレスの老人、家族を抱え亡命してきた大道芸人、引退した船乗り、ベトナム人のやさしい老女など。
でも、規律を守ろうとする警官によってモンドは保護施設に収容されてしまうのでした・・・。
モンドという言葉はフランス語で“大地”を意味するのだそうです。映画の中でも、モンド少年は人間というより、優しい世界の象徴のように描かれてて皆に幸せをふりまいてました。(といっても子供だと油断させといて、生きるために万引きとか悪い事もしてましたけど)
彼が姿を消した後、それまでユートピアのように色鮮やかだった街は急に活気がなくなり、人々の心もぽっかり穴が開いたように味気なくなります。そして不思議な事に、夏を迎えるはずだった街が冬のように凍ってしまうのでした。
モンドが消えるという事は、人間の心から
温かさが消えるという事を意味していたのでしょうか。

話の終わり方は、ちょっと寂しいですが、映画全体に叙情的な雰囲気や、やさしい笑顔がいっぱいなので観終わった後は、しっとりというか癒された気分になりました。

ところで、映画に出てくる人たちは異邦人のような人種で
物に溢れた現代社会を尻目に彼らは、必要最低限の衣食住しか求めません。でも、その中でちょっとした事に幸せを見つけていて、本当の豊かさとは何かを改めて教えられてる気がしました。

あ、そうそう
モンド役の少年が、とてもかわいかったです。




モンド ~海をみたことがなかった少年~モンド ~海をみたことがなかった少年~
オヴィデュー・バラン
トニー・ガトリフ
モーリス・モラン

紀伊國屋書店 2005-06-25


  1. 2007/01/07(日) |
  2. その他(映画)
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